パリ政治学院進学準備〜長期編〜

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こんにちは、Natashaです。

今回は私が海外大学院進学準備として大学4年間で行ってきたことをお話ししたいと思います。

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私は小学生くらいのことから海外の学校に行くことを志望していましたが、

これまで長期で海外の大学で学んだ経験はなく、一般的にFランと呼ばれる大学からのパリ政治学院への進学となります。

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パリ政治学院は分野別世界ランキング2位にランクインしていますが、進学に関する情報はとても少なく、受験準備に際して不安なことも多くあると思います。

経験以外の部分も考慮して総合的に合否の判断が下されるため、応募するのに私の経験で十分または必ず受かるという訳でもないですが、職務経験なしの場合だと「こんな感じの人が受かったんだ」と皆さんの受験準備に少しでも参考になれたら幸いです。

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以下では私がレジュメなどの形で大学受験をする際にアピールポイントとして学校側に伝えたことは横に✩マークを付けています。その他、個人的に今に至るまでに重要だった、大学院応募に必要なスキルを得ることができたと思う経験を書いています。

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<大学1年>

  • 複数の英語のディスカッショングループ

大学入学時、初回の英語のクラスで自己紹介もできなかった悔しさからスピーキング力を上げることを決意。大学で週7−8時間くらいある英語の授業に加えて、朝や放課後に先輩や友人と週7時間くらい英語のディスカッションを行う。

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  • スタディーツアーの受け入れ先大学の学生リーダー(2月)

香港からスタディーツアーの一環で私の大学を訪れた際に、日本人学生リーダーとして学校案内やディスカッションセッションについての企画、当日運営を行う。

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  • 1ヶ月のフランス語学留学(2月〜3月)

第二外国語はフランスを選択しており、留学中はA1クラス(下から2番目のレベル)に出席。

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・大学のゼミ合宿に参加

ゼミの参加は3年生からですが、先生のご好意で3、4年生のゼミ合宿に参加をさせていただいていました。

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大学2年

  • 学内の国際理解促進セミナーでの司会(5月)

英語で行われたセミナーでは大使をお招きして、(拙い)英語で司会を努める。

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  • 難民支援インターンシップ in アメリカ(8月〜12月)

The Washington Center(TWC)のAcademic Internship Programに参加をし、バージニア州の難民支援のNPOでインターンシップを行う。主に難民の就労支援を担当。

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The Washington Center

https://twc.edu/programs/academic-internship-program

ワシントンD.C.に位置しており、世界各国から学生を受け入れています。

参加費・寮費は高いですが、私の金を利用して参加をしている学生が多いです。

プログラム内容は週4日のフルタイムのインターンシップに加えて、週一回にEvening CourseとLEAD Colloquiumがそれぞれあります。

実務的な経験を得るとともに、アカデミックな知識を得ることができ、その他様々なワークショップや国際フェスティバルもあるので充実した生活を送ることができると思います!

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  • 大学の世界展開力強化事業(2月)

派遣国から来る学生団と日本人学生団がそれぞれお互いの国に一週間滞在し大学で歴史や経済などの授業を、ワークショップを通して相互理解を得る。

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大学の世界展開力事業

https://www.mext.go.jp/a_menu/koutou/kaikaku/sekaitenkai/

これは文部科学省が進めている事業で、派遣に際してJASSOから奨学金が支給されます。

私の場合はプログラム参加に7万円ほどかかりましたが、奨学金を8万円頂きました。

他にも同じ事業内で長期のものがあったりするので、お金がなくても留学に行ってみたい、専門にあっているという方にはとてもおすすめです!

学校によって派遣される国が異なったり、大学によっては応募資格がないと聞いておりますので事前に確認が必要です。

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  • 大学のゼミ合宿に参加

ゼミの参加は3年生からですが、先生のご好意で3、4年生のゼミ合宿に参加をさせていただいていました。また、他にも学年・学科の関係ない有志でのゼミに何回か参加をし、将来について考えたり、クリティカルシンキングについて学びました。

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大学3年

  • 学内の国際理解促進セミナーでの司会(4月)

英語で行われたセミナーでは教授をお招きして、(まあまあな)英語で司会を努める。

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  • 国際学生会議(8月)

難民問題について議論をし、ファイナルフォーラムで政策案を発表、後日文部科学省に政策提言を行う。

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国際学生会議

https://www.japan-isc.org/jp-isc63

毎年夏約1週間の期間中、世界中から来日した学生とともに世界が直面している課題についての議論や交流活動を行います。

私が参加をした時は日本人を含む約70名の参加者(学生実行委員を含む)から成り立っていました。

それぞれの参加者の専門や考え方が異なるので新たな視点や知識の獲得、クリティカルシンキングの向上が期待できると思います。

また、その他にも日帰り旅行や日本文化体験があったりと様々なイベントがあるのでテーブルが異なる学生とも知り合い、国境を超えた多くの友人ができます。

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  • 日英学生会議(8月)

外国人労働者の人権に関するセミナーに参加をしたり、フィールドワークを通して、問題についての理解を深め、人権保護のための政策提言を作成。

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日英学生会議

https://ukjpstudentconference.com/ja/

国際学生会議同様、毎年夏約1週間の期間中、日英の学生とともに世界が直面している課題についての議論や交流活動を行います。

私が参加した時は日本人、イギリス人合わせて約30名の参加者学生実行委員を含む)から成り立っており、全参加者で外国人労働者の人権について学び、議論をしました。

国際学生会議とは異なり、専門家を招いたセミナーやフィールドワークが複数回あり、参加者も留学経験者とネイティブだけというような環境だったため、個人的にはより高い英語力を求められているような気がします。(実際自分の英語力のなさに落ち込みました。。)

学生会議を選ぶ際は、学生会議のトピックが自分の興味・専門に合っているか、学生会議の雰囲気が自分に合っているか、二つ以上参加する場合はスケジュールに無理は無いか検討することが重要です。

そして参加する上で、一番重要なことは自分の意見を持ち、積極的に議論に参加をすることです。これは学生会議に参加のための面接でも見られているポイントだと思います。ただ、他の人の意見を聞くのでは無く、拙い英語でも伝える姿勢を見せることが大事だと思います。

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  • スタディーツアーの受け入れ先大学の学生リーダー(2月)

台湾からスタディーツアーの一環で私の大学を訪れた際に、日本人学生リーダーとして学校案内やディスカッションセッションについての企画、当日運営を行う。

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大学4年

  • 難民支援のインターンシップ(4月〜10月)

東京にある難民支援のNPOで週3−4日フルタイムで難民の就労支援のインターンシップを行う。

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以上がこれまで大学生時代にしてきた活動になります。

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私が大学に入学をした時に、尊敬する先輩方から「1、2年時は視野を広げ冒険し、3年生は何をするか決め軸を持ち、大学4年では軸に沿って専門性を身につけるように」とアドバイスをいただき、大学4年間様々な活動をしていく上で、常にこのアドバイスに沿って行動してきました。

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そのため、大学1、2年生では自分の興味がある分野に加え、様々な分野や活動に挑戦をし、視野を広げ、自分の可能性をなるべく狭めすぎないように心がけ、大学3年生以降は自分の行っていることとしたいことの間に矛盾ができないように何をして、何をしないべきかしっかり判断するようにしていました。(自分なりに、、)

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最後に個人的な意見ですが、海外大学院を進学する上でただ4年間必死で勉強するのでは無く、それに加えて他の受験生と区別化できるような経験を得ておくことはとても重要だと思います。積極的に挑戦し続け、自分の専門に対する熱意を経験を持って、受験先の学校に伝えられると良いのかもしれません。